R6館報まっさき 2月号

R6 館報2月

<ライドシェア>
~交通手段~

路線バスの乗車率の低下が続いている。運賃収入が減少し、運営会社の経営も厳しい状況である。従業員の待遇も改善できず運転手のなり手がいない。運転手不足にも陥っている。それゆえ運行本数を減便する措置がとられ利用者に大変な影響が出ていることが新聞等で報道されている。我が町に関わっては、昨年の暮れに県交通の陸前高田線が廃止されたことは記憶に新しい。現在碁石線が市の補助金でなんとか維持されている。それも厳しい状況におかれていることには変わりはない。
また、首都圏では、タクシー不足で夜には、利用客が長蛇の列を連ねている現状が放映され、その深刻さが伝わってくる。
そこで考えられたのはライドシェアの導入である。すでに諸外国では実施されている。
ライドシェアとは、Ride(乗る)Share(共有する)ことを意味する。一般には「相乗り」や「配車サービス」を指す。

自家用車の所有者と自動車に乗りたい人を結びつける移動手段である。
日本では、海外のように一般ドライバーが有償で顧客を送迎するライドシェアは法律で禁止されているため、一部の地域を除いて認められていない。ただ、今年4月から条件付きで利用できるようになる。
現状から考えて、末崎町にはどんな交通手段が最も望ましいのだろうか。現在、市が提案しているのが、デマンド型交通である。このデマンド型交通については、以前に紹介しているので省略するが、市内では日頃市と越喜来で実施している。次に自動運転によるミニバスの運行である。運行したところもあるが事故等の発生で一時中止を余儀なくされるなど、現段階では課題があり、より進化(技術の進歩と法整備等)が求められる。
この交通問題については、科学技術の進歩によって電気自動車による自動運転・運行が主流になっていくであろう。そこに至るまでは、実情に合った交通手段をとっていかねばならない。止むを得ない。


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