2014(H26)年度「デジタル公民館まっさき」活動

「デジタル公民館まっさき」活動
H26学びを通じた被災地のコミュニティ再生支援事業のご案内

26年度の概要

大船渡市末崎地区公民館と一般財団法人高度映像情報センター(AVCC)・霞が関ナレッジスクエア(KK2)は、大船渡市「デジタル公民館まっさき」運営協議会を組織し、平成26年度「学びを通じた被災地のコミュニティ再生支援事業」(復興庁・文部科学省)に応募。採択を受けました。元々、昨年度同様、自前の身の丈事業として継続する計画でしたが、公費も利用させていただく形で、引き続き「デジタル公民館まっさき」事業-人と人の絆と地域の再生-~KK2「共に考え、共に学ぶ」「デジタル公民館まっさき」活動に取り組みます。これに伴って被災地住民のICT活用の指導・支援、地域に学び、地域情報を発信する学び&交流活動の参加者を募集します。

今年度の活動は、活動拠点の大船渡市末崎町地区公民館を拠点に、公民館に期待される自治活動、社会教育活動を地元のみなさんとKK2が募集するよそ者メンバーが協働で実施することとし、学習活動、地域活動、土曜日等の子ども対応活動などに取り組みます。5月、7月、9月、11月、12月、2月の合計6回、基本1泊2日の現地活動を行います。それぞれの回毎に8人程度の活動スタッフを募集します。自分の経験やスキルを生かして本プログラムに協力・参画したい、参加者同士や現地の方々と交流したい方、ぜひ、ご都合のつく日程でご参加を検討ください。

平成25年度「デジタル公民館まっさき」事業報告書ダウンロード

平成24年度「学びを通じた被災地の地域コミュニティ再生支援事業」報告書ダウンロード

Ⅰ 活動の経緯・概要

2011年3月11日の東日本大震災発生に伴い、霞が関ナレッジスクエアでは、突然発生した“帰宅困難者”支援として、夕方の17時~翌朝10時まで、3階のスタジオと1階のエキスパート倶楽部をAid stationとして開放、約300名の方々をサポートしました。以後、東日本大震災の被災地を支援するボランティア活動が立ち上がるのに伴い、避難所等で活動するITボランティアの事前研修や活動報告に協力するとともに、活動場所が避難所から仮設住宅にシフトする段階から現地活動にも参画、ボランティア人材育成の視点から学生たちを側面からフォローする活動を継続してまいりました。事業としての経緯は下記の通りです。

  • 2011年度-2012年度NPO法人NPO事業サポートセンター主催の「復興支援ITボランティア」活動の支援と連携
  • 2011年度文部科学省「ICTを活用した生涯学習支援事業 仮設住宅コミュニティを支える情報ボランティア育成プラットフォームの整備」事業
  • 2012年度・復興庁・文部科学省「学びを通じた被災地のコミュニティ再生支援事業 大船渡市「デジタル公民館まっさき」事業
  • 2013年度 KK2 人と人の絆と地域の再生 共に考え共に学ぶ ボランティア「デジタル公民館まっさき」事業(自主財源事業)

こうしたITボランティアをベースとした“学び・交流・支援”の活動スタッフは、被災地の人々との触れ合いやスタッフ同士の交流、学生、社会人、シニアの三世代による世代を超えた体験学習の場となりました。都会で生活している人間にとっては、自らの存在を確かめる場ともなっています。今年度(2014)も昨年度と同様5月~3月まで6回の現地活動を予定、5月に第1回目の活動を行います。

なお今年度の活動は、大船渡市末崎地区公民館 近藤均館長はじめ末崎町の地域公民館、まちづくり推進、女性部、高齢者支援、PTA、防犯・防災・交通安全関係者など、さまざまな方々の協力の基に行います。これまでの活動は以下のwebサイトで公開しています。是非ご覧ください。

「デジタル公民館まっさき ~みんなで楽しい、住んでも楽しい、そんな町にしたい~」
http://www.massaki.jp/

(1)活動の目的

「気仙に学ぶ!」「まっさきに学ぶ!」などの学ぶ活動は東日本大震災の痛手から立ち直り、日々の暮らしや未来へと続くまちづくりに向けて学ぶ場であり、よそ者活動メンバーにとっては地域の理解を深め、都会では忘れられていることに気づく学びの場です。地域の人とよそ者活動メンバーが共に考え、共に学ぶことで起こる化学反応をコミュニティ再生に繋げたいと考えています。また、公民館による学びの活動が地域の人にも、都会からやってくる者にも、考える力や生きる力を呼び醒ますことを共に体験する場にしたいと考えています。

「PC・ネットよろず相談」等、住民のICT活用支援活動は、地域住民の趣味や生活に役立つITCスキルを身につけていただくことや、まっさきの地域情報を発信する人を育成し、まっさきの人々と他府県で暮らす家族・友人等の出身者、よそ者活動スタッフ、まっさきに関心のある全国の人々を結び交流する「デジタル公民館」サイトづくり、そしてそれを通じた公民館活動のモデル化が地域コミュニティ再生に有効であることや地域の人が自律的に運営していく道筋を築きたいと思います。大学のボランティアセンター、ゼミ、サークル等の継続的な参加等のご相談にも対応します。ぜひご検討下さい。

(2)年間実施計画(各回単位で募集します)

隔月6回、以下の日程での実施を予定しています。

日程参加申込〆切事前説明会
第1回 5月17日(土)~19日(日) 5月12日(月) 5月14日(水)
第2回 7月12日(土)~13日(日) 7月7日(月) 7月9日(水)
第3回 9月13日(土)~15日(月) 9月8日(月) 9月10日(水)
第4回 11月8日(土)~9日(日) 11月4日(火) 11月5日(水)
第5回 12月13日(土)~14日(日) 12月8日(月) 12月10日(水)
第6回 2015年2月14日(土)~15日(日) 2015年2月9日(月) 2015年2月12日(木)
  • *事前説明会は、19:00~20:30、場所は霞が関ナレッジスクエアで行います。
    活動参加者は、事前説明会にご参加ください。
  • *事前学習・活動のふりかえりについて
    1. 活動参加の前に、是非以下のコンテンツをご覧いただくことをお勧めします。
      「被災地支援ボランティアに行く前に知っておきたいこと」
      (講師:古賀久恵 氏 ボランティア・コーディネータ)
      http://www.kk2.ne.jp/kk2/biz02/volunteer.html/
    2. 活動のふりかえりについては現地活動内で随時行います。

(3)活動スタッフ募集人数

活動スタッフの募集人数は、学生、社会人、シニアの男女8名程度を予定しています。ただし、状況によって人数は増減する場合もあります。その他事務局スタッフとして(企画・連絡調整、リーダー・コーディネータ、映像収録担当)4名が加わり、1回12名で活動します

(4)参加申込方法

参加ご希望の方は、氏名・年齢・性別・学校名または会社名と活動スタッフ参加希望と明記していただき、【 kk2seminar@avcc.or.jp 】までメールにてご連絡下さい。

(5)活動スタッフの要件

活動スタッフは「デジタル公民館まっさき」活動の目的や内容に賛同し、スケジュールに沿って行動できることが条件となります。また、課題を発見したら自分で考え自発的に行動する、目的意識を持って参加していただくこと、地域再生に熱意や関心なこと、傾聴力があること、日常生活や学業、仕事、その他の活動でパソコンやインターネットを活用していることとし、学生、社会人、シニアの三世代の男女を対象者とします。

パソコン、ネットの活用については、スタッフの経験、スキル、得意なことなどを自己申告していただき、事前に現地に伝え、可能な限り双方のマッチングを図れれば考えていますので、参加申込時に、資格をお持ちの方は資格名、スキル、好きなこと、得意なことセールスポイントなど自己申告いただければ幸いです。

(6)活動スタッフの要件

全般

<学習会・講習会等>
会場準備・片づけ、会場案内、受付、進行・技術運営サポート、写真記録、講義録作成、アンケート回収、参加者コメントとりなど運営全般を手分けして行います。
<PC・ネットよろず相談等>
 パソコン・ネット環境の設営、会場設営・片づけ、受付、庶務、パソコン指導、傾聴、会話、地域情報づくりなど、来館者のパソコン活動やくつろぎに寄り添います。
<その他>
現地移動時のドライバー、買い物、掃除、食事の準備・片づけ、ゴミ整理

(7)参加費について

  1. 事務局が負担する経費

    • 参加スタッフの東京‐大船渡市の往復交通費(新幹線)、現地レンタカー代等の交通費
      *なお、切符の手配は事務局で行います
    • 民間宿泊施設に宿泊する場合の宿泊費、活動中の食事(基本 第1日目:昼食、夕食、第2日目:朝食、昼食の4食)
    • 現地視察費(「まっさきに学ぶ」「気仙に学ぶ」講師謝金等)
  2. 各自の負担

    ボランティア保険代は各自負担とします(未加入の方:1,000円 天災Bプラン)必ず加入してください。未加入の方は、事前説明会の際に東京都社会福祉協議会のボランティア保険への加入手続きを代行します。(2015年3月末まで有効です。)
    その他、活動中の買い物、統一行動以外の移動・交通費など。

Ⅱ 活動概要

(1)主な活動場所・宿泊場所

大船渡市末崎地区公民館・ふるさとセンター
〒022-0001 岩手県大船渡市末崎町平林81 電話 0192-29-2955
URL http://www.massaki.jp/

  • 食事は基本的に公民館にて現地の方のまかない料理をいただきます。
  • 宿泊は公民館です(寝袋/毛布を貸与)
    民間宿泊施設等の利用希望者はご相談ください。経費は各自負担となります。
  • 入浴施設は、近隣の宿泊施設を予定しています。

(2)主な活動スケジュール

土曜日7:16東京駅発 ~ 大船渡泊 ~ 日曜日 22:00東京駅着

「まっさき、気仙に学ぶ」
参加者40名(予定)
土曜日
13:30~16:30
「末崎(まっさき)」地区、広げて「気仙」地区は、もともと地域の団結力「結の精神」が強く、ユニークな伝統文化を有する地域です。3.11の被災により「絆」が強まり地域の「レジリエンス(弾力的)」が増したgood practiceを聴き、自ら「気付き」「考え」「行動する」きっかけを掴みます。
【対象】子供から年寄りまで、家族での参加も可能。
「末崎(まっさき)」のメンバーとKK2がコーディネイトする研修・地域活動チームが共に学びます。
PC・ネットよろず相談
参加者20名(予定)
土曜日
19:00~21:00
日曜日
9:00~12:00
パソコンやインターネットのお困りごとや使い方にマンツーマンで対応します。身につけたいスキルは初歩レベルから中級レベルまで様々です。また、パソコンの初期設定の指導や買い替えアドバイスもよく求められます。参加者にはメール、Facebook、ブログなどのSNS利用もお勧めし、活動スタッフとまっさきの人たちで地域情報の発信・ネット交流も進めます。
「まっさき、気仙に学ぶ」
参加者40名(予定)
日曜日
13:00~16:00
「末崎(まっさき)」地区、広げて「気仙」地区は、もともと地域の団結力「結の精神」が強く、ユニークな伝統文化を有する地域です。3.11の被災により「絆」が強まり地域の「レジリエンス(弾力的)」が増したgood practiceを聴き、自ら「気付き」「考え」「行動する」きっかけを掴みます。
【対象】子供から年寄りまで、家族での参加も可能。
「末崎(まっさき)」のメンバーとKK2がコーディネイトする研修・地域活動チームが共に学びます。

平成26年度 大船渡市「デジタル公民館まっさき」 運営協議会 委員名簿

代表 近藤 均
  • 大船渡市末崎地区公民館(ふるさとセンター)館長
  • 末崎町復興推進委員会リーダー
事務局 岩脇 晶
  • 大船渡市末崎地区公民館主事
  • 末崎地区公民館運営委員会事務局長
  • 峯岸地域公民館館長
新沼 眞作
  • 大船渡市末崎地区公民館運営委員長
  • 内田地域民館館長
大和田 東江
碁石地域振興協議会会長
宮崎 和貴
大船渡市市末崎小学校PTA会長
菊池 則子
末崎町更生保護女性の会会長
大和田 恵美子
末崎町婦人会会長
熊谷 君子
NPO法人居場所創造プロジェクト 監事
村上 正吉
大船渡市交通安全協会末崎分会長
村上 謙司
大船渡市末崎地区防犯協会会長
浅野 芳政
大船渡市消防団第4分団長
木川田 大典
大船渡市教育委員会生涯学習課長
菊池 耕士
大学講師
副代表・会計 久保田 了司
  • 一般財団法人高度映像情報センター理事長
  • 霞が関ナレッジスクエア・代表
  • 事務局分室・連絡調整
丸山 修
  • 一般財団法人高度映像情報センター
  • 霞が関ナレッジスクエア・シニアプロデューサー