25年3月に移植した中尊寺ハスが見事に開花

碁石・山根地区の水田に“極楽”出現

中尊寺ハス

 平成25年3月中尊寺より蓮(ハス)の株、14株の寄贈を受け、そのうち7株を山根地区の水田(耕土20センチ程度、水位5センチ程度)に移植。残りの7株は樽に移植して管理している。昨年7月、水田には4つ芽が出たが、一つしか受粉しなかった。それが今年は50~60個受粉し、見事に花弁が開いて驚いている。毎朝6時に愛犬と散歩しながら、蓮の様子を観察するのが日課になっている。観に来られた方の中には“極楽”ですねぇと、褒めてくれる人もいます。見ていると蓮はつぼみに成長すると、その2、3日後には花弁が開く、そして、4、5日楽しませてくれ、終了となります。樽に移植したほうは現時点では、どういうわけでしょう、まだ、咲くには至っていない。

 

中尊寺ハス

 蓮の株分けや移植・育成にあたって、中尊寺からはこれといってご指導やマニュアルの提供もなかったので、肥料もやらず自然にまかせているが、さらに株を増やして、株分けするには、病気や防虫対策、水田の手入れ、肥料をどのように与えていくか、などの課題があります。これから身を引き締めて取り組み、平成27年3月には農地災害復旧事業の完了した水田に移植していき、碁石地区のあちこちを蓮の花でにぎわうようにしたい。

(2014.7.27 大和田東江さん談/写真 菊池則子・丸山修)

中尊寺ハス中尊寺ハス

注記:中尊寺ハスは、復興支援の目的とし中尊寺より寄贈を受けたものであり、1.第三者への株分けを行うこと 2.「中尊寺ハス」の名称を使用した物品の販売を行うこと 等は禁止されております。

≪中尊寺ハスについて≫
 昭和25年中尊寺金色堂を調査した大賀一郎博士(植物学者)は、藤原泰衡(奥州藤原氏第四代:1155年もしくは1165年生誕。1189年死没)の首桶から蓮の種を発見。古代蓮の種と判明。当時は讃衡蔵(さんこうぞう:宝物館)に保管していたが、平成10年に開花に成功、中尊寺ハスと命名、中尊寺の池に植えられた。
参考サイトhttp://www.i-tiiki.biz/hiraizumi/cyu-k/hasu.html (中尊寺ハス)

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