R5館報まっさき 6月号

R5 館報6月
<居場所ハウス10周年>
居場所ハウス(理事長、鈴木軍平)は、6月11日、居場所ハウスの広場で創立10周年記念感謝祭を挙行した。感謝祭には地域住民はもとより、県内外から多くの人たちが駆けつけ10周年を祝った。
居場所ハウスは、アメリカで高齢者の権利と地位の向上を目指して活動している清田英巳ibasyo代表の働きかけで、アメリカのハネウエル財団から資金援助を得て、平成25年6月に特定非営利活動法人 居場所創造プロジェクト「多世代交流館 居場所ハウス」として設立された。
 

清田ibasyo代表は、「高齢者が役に立たない存在とみなされ、介護を受けるだけの存在になるのではなく、何歳になっても、自分でできる役割を担いながら、地域に住み続け、世代を越えた関係を築いていくことが可能な社会の実現と、そのために「歳をとること」の概念を変えていくことを目的とする活動をしている。
 その目的を実現するため、8つの理念を掲げている。
1 高齢者が知恵と経験を活か  すこと。
2 あくまでも「ふつう」を実  現すること。
3 地域の人たちがオーナーに  なること。
4 地域の文化や伝統の魅力を  発見すること。
5 様々な経歴・能力を持った  人たちが、力を発揮できる  こと。
6 あらゆる世代がつながりな  がら学び合うこと。
7 ずっと続いていくこと。
8 完全を求めないこと。
居場所ハウスは、この8つの理念にもとづいて運営されている。
 感謝祭では、陸前高田市の小澤惣一氏、米国ibasyo代表清田英巳氏、社会福祉法人典人会理事長内出幸美氏、ibasyo Japan代表田中康裕氏に感謝状が贈呈された。
鈴木軍平理事長は、居場所ハウスの来館者数は開館から6月初めまで、6万3千9百人に上った。
今日まで続けてこられたのは、町内外の皆様のご支援・ご協力があったからであり、心から感謝申し上げたい。今後は「連携・協調・みんなが主役」をスローガンに掲げ、皆様に親しまれ、気楽に立ち寄れる「居場所ハウス」を目指して頑張りますので、一層のご支援をお願いしたいと挨拶した。
続いて、渕上清大船渡市長は祝意を述べると共に震災後の大変な時期に居場所ハウスの果たした役割は誠に大きいとその功績を称えた。
清田英巳米国ibasyo代表は、居場所ハウスは東日本大震災直後の設立であり、果たして3年持つのだろうかと思っていたが関係者のご努力で立派に地域に根付いている。大変うれしいと話された。
アトラクションでは、民謡歌手の佐々木深里(末崎町中井出身)さんが持ち前の素晴らしい高音と節回しで民謡を歌い来場者を魅了した。つづいて倖崎流さすけ会会主勇款(さすけ)さんや老人クラブの踊り、餅つき、餅まきなどで10周年をいわった。

  


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