R5館報まっさき 4月号

R5 館報4月
<末崎のまちづくり その1>
はじめに、大船渡市が求める「協働まちづくりについて」末崎地区まちづくり推進員の末崎地区公民館長新沼眞作が説明した。
 なぜ、いま、「まちづくり」なのか
1 背景
(1)人口減少と少子高齢化
(2)住民の価値観の多様化によるライフスタイルの変化
(3)震災の影響により急激な人口移動などにより、地区コミュニティが大きく変化していることが挙げられる。
2 地区と行政の変化
(地区)
(1)若い世代の市外流出による担い手不足
(2)従来からの人と人のつながりの希薄化
(3)住民同士の互助機能の低下
  これまで、地区や地域が行ってきた行事や事業の継続 、課題への対応が困難となる。
(行政)
(1)税収の減少、職員数の減員、医療費や扶助費の増加
(2)複雑化する住民ニーズへの対応に限界
  このままでは、地区・行政共に現在と同じ活動を継続することが困難となる。今から地区と行政が協働し、誰もが安心して生活し続けられる地区づくりに着手  する必要がある。
3 目的
  誰もが住み慣れた地区で安心して生活し続けるために、住民一人ひとりが主体的に地区に関わり、地区が持つ機能の維持や身近な生活課題の解決に向けた活動が活発化することを目指す。
  また、地区づくりの共通の目的を実現するために、地区に住む住民同士や地区と行政がお互いの意見を尊重し合い、対等のパートナーとして連携や協力、役割分担などを行いながら地区づくりを進める。
4行政の「まちづくり」の基本方針
(1)「自分たちの地区は自分たち  で創る」を理念とし、地区の  将来像の実現にむけて一人ひ  とりが「担い手」として主体  的に地区の諸課題に取り組   み、実践しながら、自主・自立の地区づくりの進展を図る。
目標に、つぎの3点を挙げている。
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