R4館報まっさき 3月号

R4 館報3月
<津波から身を守る心得>
 16日午後11時36分、マグニチュード7.4(震度6強)の地震が発生した。震源は福島県沖、深さ57㎞。東日本大震災以来の大きな地震で沿岸地方住民を大変な恐怖に陥れた。その中で安堵したのは東京電力福島原子力発電所において放射線量に大きな影響を及ぼす事故は発生しなかったことと、大津波が襲来しなかったことである。
11日には東日本大震災から11年となり、コロナ禍の中であるが各地で追悼式が行われ、末崎町中森にある麟祥寺でも午後1時から東日本大震災物故者追善供養が執り行われた。あの日から11年経ったが今も当時の悲惨な光景が目に浮かぶ。特にも大切な人を失った人にとっては、いまも昨日のことのように感じていると思っている。
 今後このような災害にならないように11年前の経験を生かし一人の犠牲者も出さない防災に努めなければならない。
そのためには、住民一人ひとりが津波で大切な命を失わないために、適切な避難行動をとることが重要である。あらためて、その避難に当たって心得ておくべき基本的事項を列挙してみたい。これは筆者が幼少期、祖父から地震が発生するたび聞かされたことであり、今なお、脳裏に焼き付いているものである。ご参考にして頂ければ幸いである。 続きを読む