講演「ネット社会と地域の暮らし」

【映像視聴可】
⇛ 詳細はネットで学ぶ「ふるさとセンター:プログラム」を御覧ください。

当日の講演の様子を動画にて公開しています。

高齢者が地域に役立ち、自分らしく活躍!
~志事つくり、志事場つくりはどう進めるか~

実施日:9月1日(土) 19:00~21:00
講 師: 堀池喜一郎さん(大船渡市“デジタル公民館”まっさき運営協議会委員/
     好齢ビジネスパートナーズ世話人/武蔵野三鷹どこ竹@竹とんぼ教室顧問)
参加者:地域の方々 10人 / 復興支援ITボランティア 10人

高齢者が地域に役立ち、自分らしく活躍!
~志事つくり、志事場つくりはどう進めるか~(78分20秒)



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 本講座は「学びを通じた被災地のコミュニティ再生支援事業」として、まっさきの方々に学びの機会を提供する第一弾。“竹とんぼ”がイベントスタイルの事業として第一弾とするとこちらは講座スタイルの第一弾となる。活動の中には別途、災害からの復興や限界集落からの再生を果たした地域を訪問する等、視察スタイルの事業も計画中。
 さて、夜の部の講師には午後の部の「良く飛ぶ竹とんぼ教室」でも講師をしていただいた堀池喜一郎さんに担当いただいた。
 堀家さんの名刺の“肩書・役割”スペースには“シニアの地域参加指南”と書かれており、自分はどういう人間であるかをオープンにしている。氏はIT企業退職後のここ15年ほど、住まいのある東京三鷹市を拠点にシニアによるコミュニティビジネス活動、ICT活用型シニアの育成活動等を通じて、地域活性化に貢献していきたシニアの中のシニア。
 復興支援ITボランティア活動はこれまで学生とIT系企業の社会人が中心に現地支援に取り組んできたが、被災地のコミュニティづくりや住民の方々が自立に一歩踏み出してもらうには、人生経験が豊富で定年退職後地域で楽しく暮らしているシニア、とりわけICTを生活や地域活動、コミュニティビジネス等で生かしているシニアの参画が求められている。
 そんなことからこの講座は「シニアがこれからまちでできること」をテーマに据えた。講師は“88歳までは地域のために働いて、88歳になったら引退する”旨、自分の生き方を公言。平均寿命から考えても60代、70代は、年寄りなんて思わず、まだまだ地域のために働き、地域を支えなければならない、と力説。自分のこれまでと現在の活動、都会のシニアの課題、徳島県上勝町の“葉っぱビジネス”いろどりや和歌山県のNPO法人つれもてネット南紀熊野の過疎地の取り組みを紹介。これらを通してシニアのIT活用のあり方として、パソコン操作を覚えるのではなく、まず、楽しむこと、楽しいということの体験が必要。それができれば暮らしの中や地域活動での活用へと自ず進む、旨うったえ、出席者の心を揺さぶった。
 参加した養殖わかめ事業者、シニアのIT活動団体、公民館関係者、ITボランティア活動の常連受講者など地域住民10名と、学生・社会人ボランティア10名、計20名は、熱心に講師の話に聞き入った。
 次の展開では講義にワークショップスタイルを加え、シニアや様々な地域の人たちによるまっさき活性化プランや自分がつくりたいコミュニティづくり企画を検討したい。

【参考資料】
イベント概要【PDF】
 
参加者アンケート結果【PDF】

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