R2館報まっさき 11月号

R2 館報11月
コロナウイルス感染予防
 県は11月12日、13日、二日続けて新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が発生したと発表。盛岡の飲食店からだという。報道された店で会食したわけではないというが大船渡市在住の大船渡病院職員(20代男性)からもウイルスが検出された。気仙で初めての感染症の発生だ。
 このところ北海道、東京を中心とした関東地方、大阪等におけて新型コロナウイルスの感染が急激に拡大しているだけでなく地方にも広がっており「第3波」の到来が鮮明になっていた。

11月11日、専門家から「今、新規陽性者数と接触歴等不明者数は大幅に増加している。これを我々は急速な感染拡大の始まりと捉えている。今後の深刻な状況を警戒する必要がある」と強い警戒感が示されていたが、まさか岩手からクラスターが二日も続けて出るとは思わなかった。
かねてから、冬にかけて感染者が増加すると予想されていた。秋から冬は空気が乾燥し飛沫が浮遊し拡散する。また、寒くなれば室内は密閉され(換気は行われにくく)ウイルスが滞留するので一層感染しやすくなるからだ。それが現実となった。
 11月19日は、1日の感染者数が全国で過去最多の2385人となった。東京も初めて500人を超える534人となった。18日、日本医師会の中川会長は、日ごとに感染が拡大していることから「コロナに慣れないでください。コロナを甘くみないでください」と気のゆるみに対する注意を呼びかけた。
心配されるのは、医療崩壊だ。急激に増加することによって、病床がひっ迫する。医師をはじめとする医療従事者が足りなくなる。そのことによって他の病気の重篤な患者の受け入れや治療ができなくなる。それゆえ何としても新型コロナウイルスの感染を阻止しなければならない。
政府が疲弊する経済を立て直そうとして企画したGo ToトラベルやGo Toイートだったが見直しの声も上がっている。
もともと「コロナウイルスの感染を抑え込む」のと「人の往来を活発にして活気を取り戻すこと」は相反するもので両立させることは容易ではない。
感染拡大阻止策は人命に重きを置く考えであり、経済より優先されるべきものであることは言うまでもない。
毎日、テレビや新聞で新型コロナウイルス感染症について報道されるので、私たちはそれなりの知識を持つようになった。それだけにどのようにすれば感染予防ができるか、わかっている。問題は予防法を如何に意識して一人ひとりが実行するかだ。感染拡大阻止は私たち一人ひとりの心のあり方にあり、行動にかかっていることを肝に銘ずるべきである。
あらためて、「うつらない」「うつさない」ために、つぎのことを守りましょう。
1.マスクの着用
マスクの着用により、感染者と接する人のウイルスの 吸入量が減少する(感染者が着用した場合は60 ~80%減少し、感染者と 接する人が着用した場合 は20~40%減少)
2.うがい・手洗いの励行
  外出から帰ったらうがいをする。手指のアルコール消毒、または石鹸で手を洗う。 
3.3密(密閉、密集、密接)を避ける
  飛沫感染を防止するために、①換気をする。(室 温18℃以上に保ちながら) ②加湿をする。(湿度40~ 60%が適当) 
4.不要・不急の外出は控える5.飲酒を伴う懇親会や大 人数(5人以上)での飲食 は控える。
以上の点に心がけ、感染予防・感染拡大阻止に努めましょう。


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