R2館報まっさき 9月号

R2 館報9月
祝 敬 老
末崎町の敬老会対象者の皆様、ご長寿おめでとうございます。
本年も例年のとおり皆様をご招待して「末崎町敬老会」を開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症予防の観点から差し控えることといたしました。よって敬老会対象者の皆様には、名簿、記念品(バスタオル)、菓子折をお届けすることにいたしました。ご理解いただきたくお願い申し上げます。
末崎町の敬老会対象者933人のうち最高齢者は碁石の大和田ハル子さん101歳です。次いで船河原の村上キヨさん100歳です。なお、90歳代は118人おります。あらためまして、ご長寿の皆様に心からお祝い申し上げます。

厚生労働省のまとめによると、2019年の日本人の平均寿命は、男性81.41歳、女性87.45歳となり、男性は8年、女性は7年連続で過去最高を更新。30年前の1989年の男性75.91歳、女性81.77歳からはそれぞれ5年半以上寿命が延びています。延び続けている理由として、公衆衛生の改善、医療環境の充実だけでなく、個人の健康意識の向上も影響していると考えられています。
平均寿命とは、0歳時点で何歳まで生きられるかを統計から予測した「平均余命」のことです。わかりやすく言えば、特定の人が生きられるおおよその年齢のことです。
健康寿命とは、日常生活を制限されることなく、健康的に生活を送ることができる期間のことをいいます。
日常生活の制限とは、介護や病気などを指し、自立して元気に過ごすことができない状態です。
長生きの方でも、長期間にわたり介護や入院が必要であれば、健康寿命は短いということになります。つまり、平均寿命と健康寿命にあまり差がないと亡くなる直前まで健康で過ごしていたということになり、平均寿命に比べて健康寿命が短いと、不健康な状態が長いということがわかります。
長生きするだけでなく、健康で過ごせる期間である健康寿命を延ばすことが大切です。
健康寿命を延ばすには何をすればいいのでしょうか。
まずは、適度な運動をとりいれた生活をすることです。高齢になると筋肉量や骨密度等が減少し、関節疾患や骨折・転倒等のリスクが高まります。また、それが原因で介護が必要な生活になる可能性が大きいことから、予防が非常に重要になります。筋肉、関節、骨などの運動機能を維持するため、散歩を兼ねたウオーキングや簡単なストレッチ、階段の上り下りなど日常生活でできる範囲で無理せず行うのがいいでしょう。
また、認知症予防のためには脳を積極的に使い活性化させるのがいいといわれます。知らなかったことを学び直す、読書をするなど知的活動や絵を描いたり、短歌や俳句を作ったりするなどの創作活動は脳にとっても精神面にとっても大きなプラスの影響を与えるといわれます。
さらに、忘れてならないのは、このような肉体的・精神的にも活動的な毎日を支えるのは食事と睡眠です。食事は栄養面にも気を配りバランスよく食べるよう心掛け、睡眠は時間だけでなく質も考えることが大切です。生き生きと健康的に過ごすために、明日から、そしてできることから実践しましょう。
敬老の日と老人の日
 敬老の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法)で定められた国民の祝日の一つ。9月の第3月曜日。
老人の日は、老人福祉法によって定められた記念日。9月15日。また、老人福祉法では、9月15日から21日までの一週間を老人週間としています。
敬老の日と老人の日の違いは、実施日、祝日法と老人福祉法、祝日と記念日のほかに、趣旨にも違いがあります。
敬老の日の趣旨は、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことであり、老人の日の趣旨は、「国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対し自らの生活の向上に努める意欲を促す」ことであります。


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