1月11日「郷土 末崎の歴史を学ぼう!」 開催報告
児童から高齢者まで68名が参加
“歴史”にはシニア男性の関心がすこぶる高い!!

郷土 末崎の歴史を学ぼう!
 1月11日「ハネウェル居場所ハウス」を会場に大船渡市「デジタル公民館まっさき」運営協議会とNPO法人「居場所」創造プロジェクト共催による「郷土 末崎の歴史を学ぼう!」を開催した。

 会場には小河原地区の冬休み子ども会事業として児童14名も参加。講師の新沼紀三さん(末崎の昔を語る会 事務局長)は、子どもたちに時折質問を投げながら(1)「末崎の歴史年表」、(2)「末崎町の神社等の数」、(3)「中吉丸漂流記」、(4)「末崎の採金跡」などついて講演した。

  • 碁石地区には15,000年前の旧石器時代の遺跡がある。
  • 西舘にあった末崎城の築城は1446年説、1479年説があること、1485年前後に城主だった武田太郎信義氏の末裔といわれる人が現在、複数存在すること
  • 天保10年(1839年)小友から出港した中吉丸の漂流事件の船員の三人が末崎の人だったこと、また、鹿島灘で漂流して小笠原に漂着。島の人たちに2カ月世話になった後、江戸に戻ったのは良いが、それから「ハワイへ行ってきたのではないか」と疑われ、9か月も取り調べられたこと
  • 寛永年間(1624年~1643年)末崎村肝入(いまの村長にあたる)、「長蔵」の記録があるが、現在末崎地区公民館長の新沼眞作さんは、この長蔵さんの子孫にあたること
  • 小学校は明治6年学生頒布により本校が小細浦に、分校が泊里に設置され、明治20年本校、分校を併合して字鶴巻に校舎を新築。村立末崎尋常小学校と改称した・・・・

など、昔の歴史上の出来事を身近に感じさせる興味深い話に一同聞き入った。「ごいし民俗誌」の講演会もそうでしたが、ことテーマが“歴史”になると、女性よりも男性参加者が多くなることには注目される。地域の男性高齢者のコミュニティづくりには良いヒントとなった。

参加者68名の男女別内訳、年代別内訳、アンケート結果は別紙を参照ください。

新沼紀三氏
14名の児童も参加
「末崎町の歴史」
熱心に耳を傾ける

データ

日時
2016年1月11日(月・祝) 10:00~11:30
会場
ハネウェル居場所ハウス
主催
  1. 大船渡市「デジタル公民館まっさき」運営協議会
  2. NPO法人「居場所」創造プロジェクト
講師
新沼紀三氏(末崎の昔を語る会・事務局長/産金遺跡研究会会員)
開会挨拶
  1. 鈴木軍平(NPO法人「居場所」創造プロジェクト理事/ハネウェル居場所ハウス館長)
  2. 近藤 均(NPO法人「居場所」創造プロジェクト理事長/大船渡市「デジタル公民館まっさき」運営協議会 代表)
司会進行
熊谷君子(大船渡市「デジタル公民館まっさき」運営協議会企画運営委員)
記録集計
菊池則子(大船渡市「デジタル公民館まっさき」運営協議会企画運営委員)
運営サポート
居場所ハウスおたすけ隊
報告・写真
菊池則子・丸山 修(事務局)

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