3月 ふれあいキッズデー 活動報告

P31413923月 ふれあいキッズデー 活動報告
春分の日に向けた ぼたもちづくりで国際交流

日 時 3月14日(土)13:30~15:30
会 場 ハネウェル居場所ハウス
参加者 子ども3名、保護者1名、大人3名、
国連世界防災会議来日者ら11名
現地スタッフ4名、活動スタッフ1名
合計25名

春彼岸のぼたもちづくり。この日は、なんと居場所ハウスへは、フィリピン、オルモックの方々の来館と重なり、キッズデーは素敵な国際交流の場ともなった。先ず、いつものようにごあいさつの後、うたのおねえさん、こと熊谷委員の指導で「ぼたもちの歌」。居合わせたおばあちゃんたちも児童のお母さんも一緒にみんなで声を合わせた。
♪♪ おはぎがお嫁にいくときは あんこときなこで お化粧して 丸いお盆に載せられて ついたところは 居場所ハウス♪♪
替え歌で調子がよくて、何回か繰り返し歌って、ぼたもちのムードが高まったところで、語り部の菊池和子さんから、お彼岸の意味お彼岸にぼた餅をもって親類をお参りに歩いたことなどの古い時代の背景や由来、歳時記のお話までしていただき、学んだ。
続いていよいよ楽しみにしていたぼたもち作りを菊池和子さんの指導で行った。もち米7割、うるち米3割で炊いたご飯を丸め、それをあん、きなこで包んだ。90代のおばあちゃんが、自らの過ぎ去った若き日を懐かしむように、やさしく、あったかく見守るもとで、児童らは“牡丹餅”{春のお彼岸は牡丹餅、秋のお彼岸はおはぎ、と同じものでもいい方が違う}を作っていく。
実は、児童らが簡単にぼたもちが作れるのは、縁の下の力持ち、「おたすけ隊」の協力があってこそできる。
ぼたもちの会食は児童の「いただきます」の声掛けで始まり、フィリピン御一行も含め、居場所に居合わせたすべての方々と一緒に甘さと暖かさを楽しんだ。フィリピンの被災者からはフィリピンのココナッツミルクと餅米のお菓子でビコ(Biko)に似ている、先祖のお墓参りに行く習慣はフィリピンにもあるなど、両国の生活文化の共通点についてもお話があり、児童たちも関心を寄せた
そしてだんらんが進んだところでサプライズが・・・。アメリカの認知症医師、アレン・パワーさんから、エリック・カール作の「はらぺこあおむし」の英語版絵本のプレゼントがあり、「おや、はっぱのうえに ちっちゃなたまご~」と、その場で英語の読み聞かせがはじまり、最後まで読み聞かせをしてくださった。
フィリピン御一行の皆様、アレン・パワー先生、おかげさまで、楽しさ倍増のキッズデーになりました。有難うございました。

(文・写真 菊池則子)

<コメント 丸山 修>
 春と秋のお彼岸、それぞれの彼岸でお供えしたり食するぼたもちが、春は牡丹餅、秋はお萩、という言い方の違い、こしあん、つぶしあん、黄色いきな粉、黄緑色のきな粉といったくるむものの違い。最近はきな粉やゴマが若い女性に人気なのはヘルシー志向の影響か。炊くご飯のもち米とうるち米の比率(7:3が標準とか)、冷ましてから握るまでの時間(30分ぐらい冷ますとか)、仏壇やお墓にお供えするのに、底辺はあんこでくるまないタイプもあり、また、表と裏だけあんこでくるむおにぎりタイプもある、など、いろいろ教わりましたね。子どもたちはお母さんとお菓子作りもっとしたいのに、お母さん忙しくてなかなかできない・・・、という声がありました。キッズデーで練習したら、本番はお家で親子でやって欲しいものです。

スタッフ:大和田恵美子、菊池則子、熊谷君子、菊池和子、丸山 修
協 力:居場所ハウス・おたすけ隊

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