気仙に学ぶ!「気仙ボケ一座」まっさき公演

【動画あり】

P2140783日時:平成27年2月14日 13:30〜15:00
会場:末崎地区公民館(ふるさとセンター)
テーマ:「広げよう!「認知症への理解」
正しい知識で暮らしを明るく
企画協力:社会福祉法人典人会/気仙ボケ一座
参加者:現地参加者60名 現地スタッフ 2名(劇団員兼) 活動スタッフ14名 劇団員11名 合計86名
動 画:1. 物忘れの違い (16:12)
2. ごはん戦争 (19:02)
3. うんち戦争 (8:55)
4. 徘徊騒動 (15:49)
5. 精神余命 (27:12)

1. 物忘れの違い (16:12)



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2. ごはん戦争



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3. うんち戦争 (8:55)



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4. 徘徊騒動 (15:49)



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5. 精神余命 (27:12)



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いまから20年前、泊里公民館で結成旗揚げ公演を行なった「気仙ボケ一座」の久しぶりのまっさき公演は、高齢者を中心に約60名の住民が集まり大盛況でした。
近隣の認知症介護施設など3か所からもスタッフの送迎により、足の不自由な方々も参加、認知症患者への対応の「良い事例」、「悪い事例」などを紹介するユーモラスな芝居に、自分に心当たりがある人も、ない?人も大笑い。 この日の演目は (1)物忘れの違い (2)ご飯戦争 (3)うんち戦争 (4)徘徊騒動 (5)精神余命(アルツハイマー病の告知)の五つ。 会場を笑い渦に巻き込みながらも認知症理解のポイントはしっかり押さえていて素晴らしかった。また、勝手知ったるまっさきのお客さんということで、方言(気仙語)によるアドリブもふんだんに飛び出し飽きさせない一方、シリアスな場面では、客席はシーンとなるなど、普段認知症患者や高齢者に接している団員達の247回目の公演ということで演技力は抜群。
90分の公演は出演者と参加者が一体となったボケ防止10カ条を熱唱し幕引きとなった。この後劇団員たちは廊下に並び参加者一人ひとりと握手やお話をして参加者をお見送りした。

「気仙ボケ一座」 
ボケないための十ヶ条
 趣味や楽しみ 生きがいを持って
 何にでも関心を持って 感動を大切に
 いくつになっても勉強しよう
 仕事や役割を積極的に持とう
 規則正しく メリハリのある生活を
 食塩 食べ過ぎを避けて 成人病に注意
 手足を動かし いつも元気でハツラツと
 老いを受け入れ乗り越えて くよくよしない
 多くの人と交流を
 もの忘れは要注意 相談は早めに

出演者:13名(敬称略)
内出幸美/熊谷君子/柘植孝子/今野美弥子/水島隆/金野千津/永沢市子/千葉裕美/大澤いづみ/新沼康二/熊谷義隆/飛び入り(古賀久恵/澤下隆)

熊谷君子さんのコメント
「広げようボケへの理解!」を合い言葉に認知症の啓発活動を行うボランティア劇団『気仙ボケ一座』で、私はボケばあちゃんを20年間演じ続けてきました。記念すべき初回公演は、4年前の大津波で流失し残念なことに地域公民館活動も解散してしまった地元末崎町泊里公民館が会場でしたし、平成9年末崎ふるさとセンター公演で動画撮影されたVHSテープは介護教室等で広く活用されました。日本各地はもとより外国へも呼ばれて240回以上公演回数を重ねるなかでも、原点と言える末崎への思い入れは強いものがあります。  そんな私が「デジタル公民館まっさき」の運営委員になり、学びを通じた被災地の地域づくりを趣旨とした活動をなにか、と考えた時、『気仙ボケ一座』まっさき公演を提案したのは必然と言えましょう。さらに20周年の記念として、永久保存版のDVD作成をITの精鋭である霞ヶ関ナレッジスクエアにお願いしました。 宣伝の甲斐もあり、公演当日は大勢の方々が末崎ふるさとセンターに詰めかけ、被災後離れ離れになっていた方が再会を喜び合う姿もみられました。温かい声援や大きな笑い声に、演じる側もノリノリで、いつも以上に気仙弁が炸裂。最後の認知症を自らのこととして考える「精神余命」では、涙ぐむ観客を舞台から目にし、こちらもこみ上げるものがありました。 「震災前から大切にしてきたものがいまにつながり、未来へ伝わる」その想いとともに、皆さんに感謝申し上げます。

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