H26年12月「デジタル公民館まっさき」活動の報告

先日行われました「学びを通じた被災地のコミュニティ再生支援事業」(復興庁・文部科学省委託)2014年度12月「デジタル公民館まっさき」活動の報告を掲載します。
 
 
 
 


活動スタッフ

10名 (内 リーダー(35~49歳)2名、シニア(50歳~)8名)

活動場所

大船渡市末崎地区公民館 (大船渡市末崎町)

宿泊場所

「大船渡温泉」(大船渡市大船渡町字丸森)

活動スケジュール

2014年12月13日(土)~14日(日)

主な活動
12月13日(土)

① PCネットよろず相談 13:30~16:00
 (現地参加者18名/スタッフ参加者10名)

 パソコンやインターネットの使い方について個別対応支援活動を行った。10名のスタッフに対し、参加者が18名と、個別対応が行えない状況ではあったが、現地参加者間の協力もあり、無事対応が行えた。
Wordによるチラシ作成(イラストの貼付け・位置修正)、WordとExcelによる表作成の手順の違い、デジカメで撮影したデータのPCでの取り扱い方、PCでの写真管理、年賀状作成、ネット検索の仕方、初めて購入したPCの使い方 など


② まっさきふれあい映画館 17:30~19:30
 (参加者13名(内子供6名))

 子供向けアニメ映画「名探偵コナン 漆黒の追跡者」(2009年 東宝)を上映。
 受付を始め、運営は現地の方にも手伝って頂いた。上映に先立ち、はじめに「まっさき竹とんぼグループ」代表の村上正吉さんに翌日の「ミニ門松づくり」について、大和田恵美子さんに21日の「ふれあいキッズデー in居場所ハウス『まっさきにサンタがやってくる』」のご案内があった。
 また、竹とんぼグループは会場準備と案内、会場の片づけ、復帰を担当する一方、上映中は、これからの活動について、どこ竹@武蔵野三鷹のスタッフと打ち合わせ、意見交換を併せて行った。


③ 長洞元気村視察 18:00~19:45
 (スタッフ参加者7名+末崎地区参加者1名/現地講師2名+なでしこ会3名)

 長洞元気村の女性で構成される「なでしこ会」による食事を一緒にいただき、その後、長洞元気村 事務局長の村上誠二さん、村長の戸羽貢さんからお話しを頂いた。被災時の状況から、仮設住宅の建設運営、そして、これからのまちづくりについて、スライドをもとに説明が行われた。
 仮設村を運営するにあたっての苦労や思いを熱く語る事務局長に参加者も熱心に聞き入っていた。


12月14日(日)

① 早朝現地視察 7:00~8:30
 (スタッフ参加者10名)

 今年初の積雪があった朝であったが、車で現地の様子を見て回った。車で長洞元気村なでしこ工房、番屋 大田団地被災地、門之浜の堤防、碁石岬、穴通し磯、居場所ハウスなど視察、見学。津波による被害や、堤防や復興住宅建設で急激に変わりゆくまち並みを見る。


② PCネットよろず相談・Web勉強会 9:00~12:00、13:00~16:00
 (現地参加者 午前:12名 午後:3名/スタッフ参加者10名)

 パソコンやインターネットの使い方について個別対応支援活動を行った。
Windows Movie Makerによる動画編集、Wordの差し込み印刷、Wordはがき宛名面の修正、自作の詩をカードに、インターネットの概要説明、Facebookの使い方、CDからの音楽の取り込み・CDへの音楽の書き込み など


③ まっさき竹とんぼグループ「ミニ門松作り」 9:00~12:00
 (現地スタッフ7名+スタッフ参加者3名/参加者34名)

 昨年に引き続き、竹とんぼグループによる「ミニ門松作り」を行った。現地の竹とんぼグループリーダーの村上正吉さんらを中心に、手順の説明が行われ、スタッフが手伝いながら、参加者はミニ門松作りを行っていった。 作業手順は、以下のとおり。① 節を避けて3本の竹に切り分ける ② 竹を斜めに切る ③ 3本の竹の高さを調節し底を切り、まとめて紐で縛る ④ 各々用意されている材料をもとに飾り付けをする
 当初は、10時から催す予定であったが、参加者が集まったため9時からスタートした。多くの参加者が集まり、会場の公民館2F研修室に人が入りきれなくなるほど大変なにぎわいを見せた。用意した50基分の竹、飾り物等はすべてなくなった。



※ 当日は、地元の新聞社「東海新報」の取材も行われ、12月15日(月)付の同紙朝刊で「デジタル公民館事業」として、ミニ門松作りおよびPCネットよろず相談の活動が紹介された。

④ 吉田力男さん宅訪問 14:15~15:30
 (現地講師1名/スタッフ参加者9名)

 7月活動で計画していた明治19年落成の気仙大工の名家にいまも住まわれている吉田力男さん宅を訪問し、お話を聞くプログラムを、7月は大型台風の接近で流した関係で、今回、ご無理をお願いし9名で訪問させていただきました。集落ごとに受け継がれてきた民俗芸能の継承の難題、建築系に造詣の深いスタッフ参加者が質問役をし、建築的な特徴や末崎地域の気仙大工の歴史、被災地で暮らしてきた吉田家のアイデンティティなどいろいろ伺うことができた。

活動詳細【KK2
  アンケート結果


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