石木幹人(高田病院 前院長)講演会 報告

141005石木幹人講演のテーマ「健康で長生きするために」
講 師: 石木幹人(高田病院 前院長)

日 時: 2014年10月5日(日)
     13:30〜14:50頃
場 所: 居場所ハウス
参加者: 42名(石木先生を含む)

主な講演内容(箇条書き)
・ガンは治療法や薬が開発され、ガンになった人が介護される期間は短い人で数週間
ほど。それに比べると、生活習慣病にかかった人は長期の介護が必要になる。
・まずタバコをやめること。タバコを吸ってる人は、今日からタバコをやめて欲しい。
・アルコールは1日25g(日本酒1合。ビール500ml。酒は百薬の長と言われるのは、こ
の程度の量を飲んだ時)。
・塩分は1日6g。味噌汁1杯で2g、梅干し2g、漬物数切れで2g。日本人はまだまだ塩分
を取り過ぎている。
・一番よいのは散歩。毎日、1万歩歩くこと。時間にすると70分。

・認知症の人ができることはあるけど、全体をするのが難しい。だから、例えば、こ
こでみなでご飯を作ったりするのはよいのではないか。
・生きてる実感を感じることができると、認知症の進みが遅くなる。

・65歳以上の人口の割合が50%を超えると限界集落と呼ばれる。末崎もあと10年した
らそうなる。
141005石木幹人141005石木幹人
・限界集落になると介護する人がいなくなる。「同じ世代が支える仕組みを作らない
と厳しいですよ」。
・「若くて元気な年寄り」が介護する。
・行政主導でしてもらうのを待ってると時間がかかる。行政の手動じゃなくて、地元
の人が考えた方が上手くいく、地元で動いた方が上手くいく。
・地域の人がみんなで支え合う仕組みを、地域でどうするか話し合う必要がある。
・末崎には「居場所ハウス」があるのだから、お年寄りが集まれて、そこに家に帰っ
ても親がいない子どももやって来る。集まるだけでなくて仕事ができて。畑が近くに
あって夕食の1品でもみなで作って、各自が持って帰る。働いてる主婦も介護でやめ
る人がいるけど、そうすると介護のために仕事を辞めなくてもよくなる。

(文・写真 田中 康裕)


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