共生のまちづくりフォーラム in 大船渡

日 時 7月12日(土) 13:30~17:30
場 所 勤労者福祉施設「シ―パル大船渡」
主 催 大船渡共生まちづくりの会
共 催 公益財団法人さわやか福祉財団、さわやか九州1ブロック
参加者 約60名

共生まちづくり 冒頭、主催者を代表して近藤均会長があいさつ、続く事例発表では、多世代交流施設を拠点にした活動として「ハネウェル居場所ハウス」と「サポートセンター(大船渡北)とみおか」の事例。中学生の活動として、大船渡中学校生徒会の「Don’t forget ‐未来への希望‐」震災から3年・・・私たちの今、を伝える活動、大船渡第一中学校3年生の「希望隊」「希望新聞」の発行活動などが発表された。
 3.11から3年が経過し、3年生たちは、小学6年生で大震災を体験、まるまる3年間、校庭は仮設住宅という生活を送ってきた。しかし、発表する姿はみんな落ち着いていて地域の課題を踏みしめ、気持ちとまなざしは未来に向かっていた。

 引き続き、戸田公明市長から「地域包括ケアのまちづくりに向けて」と題する基調講演があった。市長は大船渡市の人口動向グラフを示し、2010年現役世代と高齢者の人口比率がほぼ2対1であったのに対し、30年後の2040年には総人口がほぼ半減したうえ、人口比率もほぼ1対1になる、と厳しい見通しを伝え、地域包括ケアのまちづくりは必須であり、みんなが協力して取り組んでいかなければならない旨を強調。大船渡に求められている推進体制、連携、人材育成、市民参画等について説明した。
 事例発表、基調講演を受けて、堀田力 さわやか財団会長は、提言として、高齢になったり、要介護になっても人間は人間としての尊厳や自分らしさを維持できる暮らしが求められる。それには自宅で暮らすことが一番良い。地域は医療、看護、介護、生活支援を含めた訪問体制の整備・確立が課題である旨を述べ、パネルディスカッションをコーディネイトした。

 なお、当日配布資料によると、さわやか福祉財団を発行主体に「地域通貨カメリア」(復興応援地域通貨 ふれあいまごころ券)を発行し、末崎地区の「居場所ハウス」での試行、体験を踏まえ、大船渡市内への普及を目指す計画が検討されている模様。
(文・写真 丸山 修)

資料1 大船渡共生まちづくりの会の紹介
資料2 検討中 「地域通貨カメリア」

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