2012年5月21日 館報まっさき

復興に向けて Part10
みんなで復興対策推進を

 大震災で被災した町内の復興はどうなるのだろうと思う毎日です。
 現在、市当局では、外部の大学や専門家、全国から派遣されている職員の協力を得て広く復興計画を検討している段階なので、はっきりしてくるには、もう少し時間がかかると思われます。
 町民として、いま大事なことは、「末崎町として、どんなまちづくりを希望しているのか」、「日常生活で困っていることは何か」などを具体的に関係機関に要望し、復興計画に組み込んでもらわなければならないことです。
 末崎町復興推進委員会では過日、町内の高台集団移転希望地の決定状況について話し合いをしました。
 市の了承を得て大体決まった地域、地主の協力が得られれば決まるという地域、まだ見通しがないという地域と、まだ移転先が決まるまでには時間がかかるというのが現状でした。
 委員会としては、市に早期決定を要望するとともに集団移転地の話し合いに加わっていない住民も数多くいると思われることから、その方たちのために市で適地に移転地を整備して欲しいとお願いをしています。
 また、委員会では応急仮設住宅入居者ばかりでなく町民みんなが日常生活で困っていることなどを具体的に把握し、生活環境の改善に取り組んでいかなければなりません。
 気がついていること、考えていることがあったら、委員の地域公民館長や仮設住宅世話人の方々に話してください。
 提示されている防潮堤の高さや完成後の周辺地域の高台移転が進み、仮設住宅が撤去された後の末崎の姿を想像したことがありますか。
 市で建設することになっていた「サポートセンター」は間もなく着工されるようですし、アメリカの団体かからは住民のための施設を建設してあげたいという申し出もあります。
 別掲のように、『大船渡市大震災復興計画推進状況説明会』を開催し、市の復興局や関係部署の職員に現状や事前に提出してある事項について説明を受けることになっています。
 その後参加者の質問も受けていただくことになっていますので、多数参加してください。

『大船渡市大震災復興計画推進状況説明会』開催
 下記のとおり標記説明会を開催します。

1 主 催 末崎町復興推進委員会
2 日 時  5月29日(火) 18:30~20:30
3 会 場  ふるさとセンター 和室
4 対 象  末崎町復興推進委員
末崎町民希望者
5 市からの説明事項
(1)末崎町復興計画の進捗状況について
ア 行政区ごとの高台移転計画について
イ 他町在住者のための住宅建設地造成計画について
ウ 新しいまちづくりについて
① 現在計画されている事業、施設計画について
② 光ファイバー回線敷設計画の見通しについて
(2)公営住宅建設計画について
ア 建設予定計画について
イ 周辺環境整備計画について
(3)道路建設計画について
(4)防潮堤等建設計画について
(5)その他
6 その他 関係各位へはこの紙面をもって、ご案内に変えさせていただきます。

★感謝状授与
 昨年度をもって御退任なされた公民館長7人へ5月9日末崎地区公民館から地域の発展に尽力したとして感謝状が贈られました。
受賞者(敬称省略)
村上 正吉(船河原)
櫛引 正紀(小河原)
佐々木 慧(中 井)
熊谷 芳弘(泊 里)
山田 正美(碁 石)
熊谷 信弘(三十刈)
山本 政美(山 根)

★5地域で新館長就任
新館長(敬称省略)
松岡 康之(船河原)
熊谷 治郎(中 井)
村上 隆樹(碁 石)
菅野 敏博(三十刈)
大和田拓美(山 根)

館報まっさき 第210号(平成24年5月21日)【PDF】


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です