気仙に学ぶ! 「長洞元気村視察」活動報告(2)

ワカメ芯抜き作業体験

ワカメ芯抜き 広田半島周辺は、親潮と黒潮が出会う場所であり、リアス式の独特な地形から山の豊富なミネラルや栄養も多く流れ込み、養殖業に適した豊かな海となっている。そんな海で育った”元気村ワカメ”も、3月が収穫の最盛期。収穫後の芯抜き、袋詰のために、漁師はもちろん、その家族、なでしこ隊も含め皆で一斉に作業に取り掛かることになる。今回の活動では、我々も収穫ワカメの「芯抜き」作業を体験させて頂いた。

 ワカメの芯抜き作業は、一つ一つ手作業で行うため、非常に手間がかかる。ワカメは2mほどの長さで、中心の茎の周りに葉が広がっており、通常この葉の部分だけを切り分けて、「ワカメ」として販売されている。そこで、茎と葉を分けるため、1本1本根本の部分から茎と葉を切り離し、そのまま葉をシュルシュルと引き裂いていく。

ワカメ芯抜き この作業は個人差があり、慣れない人がやると時間が掛かるばかりか、大切なわかめが千切れてしまい売り物にならなくなってしまう。我々も多くが芯抜き作業は初体験。なでしこ隊の手ほどきを受けながら、四苦八苦して作業を進めていった。出来上がったワカメは袋詰めされ、お土産に。普段お店に並ぶ形でしか見ないワカメの本当の生体や加工手順を学ぶ貴重な体験となった。
(記 菊池 耕士)

2014年3月活動 気仙に学ぶ!「長洞元気村視察」活動報告
(1) 村上誠二事務局長講演「被災地長洞元気村のチャレンジ」
(2) ワカメ芯抜き作業体験
(3) 3.11を語り継ぐ「語り部ツアー同行記」

(2014.4.24更新 記事を分割)


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