まっさきに学ぶ!「“まっさき”ふれあいフォーラム」報告

まっさきに学ぶ!「“まっさき”ふれあいフォーラム」

日 時 平成26年3月15日19;00~20:30
会 場 ふるさとセンター 2階会議室
参加者 30人

まっさきふれあいフォーラム末崎地区の方々:村上正吉さん(船河原地区)、近藤 均さん(神坂地区)、大和田東江さん(碁石地区)、菊池則子さん(小細浦地区)、小松陽市さん(門の浜地区)、及川宗夫さん(碁石地区)、澤下 隆さん(平林地区)、高橋一年さん(大田団地)ら15名

デジタル公民館メンバー:久保田了司、丸山修、菊池耕士、堀池喜一郎ら17名

<フォーラム概要>

 平成25年度の活動の振返りとして「“まっさき”ふれあいフォーラム」が開催され、活動報告と次年度の末崎地区リーダーや公民館との連携・協働に向け、今までの活動の参加者や末崎の方々との意見交換、交流が行われました。

まっさきふれあいフォーラム 冒頭、事務局の丸山氏より「3年目に入ってようやく信頼されてきたのでは」と「よそ者」が果たせる役割に一定の手応えがでてきたとの挨拶があり、同じく事務局の菊池氏より、今年度の活動についての報告が続きました。

 平成25年度は、隔月の週末に活動し、計6回、延べ84名のボランティアが活動し、ICT活用支援活動である「PC・ネットよろず相談」と、大船渡市末崎地区や気仙地方に学ぶ「スタディ・ツアー」を軸に活動を展開。その他、竹とんぼ教室なども定期的に開き、講師の育成(7名認定)や作成教室を通して、子供たちとの世代間交流も行われました。

 「PC・ネットよろず相談」では、パソコンを初めて触る方から、エクセルでの収支報告書の作成、映像編集等まで、相談者のレベルに合わせた1対1のきめ細かい対応が行われ、同時に参加者とボランティアとの交流もなされました。また、話題のSNS(ソーシャルネットワークサービス)の楽しみ方や注意点、Windows XPのサポート終了問題まで、その時々の関心に合わせたミニ講座なども行われました。

まっさきふれあいフォーラム 参加ボランティア側が学ぶ活動である「スタディ・ツアー」においては、「気仙に学ぶ!」シリーズで、陸前高田市の高田病院の前院長、石木幹人氏による「震災と地域医療・コミュニティ」と題した講演会などを、「まっさきに学ぶ!」では、碁石海岸の民宿「海さんぽ」の大和田氏による「宿の経営者から見る復興」のお話など、各6回、計12回開催されました。これらは社会教育施設でもある公民館ならではの、地域の人とボランティアメンバーが共に学び共に考える活動となりました。

 フォーラム参加者からは、「パソコンは色々なトラブルがあるので、2か月に1回くらい来てくれると助かる」、「書類のやり取りなどをメールで行うことで、各種の事務作業や連絡などが便利になった」などの意見が寄せられました。

 参加ボランティアの方々からも「宿題もたくさん持ち込まれ、いい意味で聞かれて困ることも多く頼もしい。必要とされて嬉しく思っている」、「末崎は、地区リーダーの方が一生懸命に動いていて、そのような地区では今でも活動が続いている、感謝するとともに、これからもよろしくお願いしたい」との感想が聞かれました。また、三鷹とまっさきの竹とんぼ、ミニ門松づくりを通じた連携交流も紹介され、徐々にではあるが成果が出ていることも報告された。

 その他、来年度の活動に向け、活発な意見交換がなされました。4年目に活動が継続するにあたり、今後も公民館やよそ者が担うことができる、双方の学び・交流活動を通じて、まっさき、気仙地方の復興の一助となっていくことを願います。
(記 上村 貴広)


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