2013年3月21日 館報まっさき

Kanpo_201303復興に向けて Part17
★県道関係
 船河原から平地内までと小学校付近から山根地内までの道路新設計画は、現在予定地内の測量、地盤調査が進められており、終了次第基本設計を確定し、住民説明会を開催し、関係者の協力を得て工事を進めるということです。
 細浦地内の県道は、かさ上げ舗装が終わり、大潮・満潮で海岸道路が冠水する時にも安心して通行できるようになりました。
 従来の道路幅でカープが多いのでお互いに気をつけて通行してほしいと思います。

★住民サポート関係
☆「おたすけ」
 大船渡市で4カ所に建設中のサポートセンター 「おたすけ」が、中学校前野球室内練習場の横に完成しました。
 4月1日から年中無休で本格的にスタートしますが高齢者の悩みについての総合相談、生活支援活動、サロン活動おたすけの会開催など、介護支援相談員、介護福祉士が常駐してお世話します。
 また、ホール・小部屋がありますので、有効に活用していただきたいと思います。

☆「居場所ハウス」
 アメリカ合衆国大手企業の支援で平地内に建設中の「居場所ハウス」は、いろいろな事情から工事が遅れており、4月末の落成を目指して工事を進めています。
 5月から住民のくつろぎの場として、気軽に立ち寄り、休んだり、お茶を飲んだりなど、いろいろ利用できるところで完成が待たれるところです。

末崎の風土散策(9)
 〜啄木の辿った末崎道〜
啄木の路=追掘坂= 石川啄木が学友8人と、盛岡中学3年の夏(明治33年7月23日)気仙地方を旅した様子が「船越日記」に書き残されている。「・・・高田松原から小舟を雇って小友境 の浜に上り小友村ヲ通ル此ノ辺り道路迂曲六ヶ敷ク里人二間フ事数回ナリ坂3ツ許り過グレバ大船渡湾口ヲ見ル海岸 二下り海水浴ヲナシ更ラニ丸森峠ヲ上る、上二茶屋アリ・・・」日記には未崎を辿った詳しい道の様子は書いてないが、小友境の三猿峠(一)を越え愛宕神社登り口前を通って、オモト茶屋後を過ぎ赤坂を下り、更に鹿田茶屋前を経て小坂を登る、昔は堰の田の池から桶で水を引いたので、桶の口と云われた高台(峠)の平林(二)に至り、これから下って平の集落を北に進み、中野川を渡ってまた登るとお地蔵様が鎮座する頂き(三)で、大船渡湾が遠望でき、ここからは昔、金を追い掘りしたので、追掘坂と伝えられるきつい坂を下ると細浦である。ここまでの道程は紆余曲折し何度近くの人達に聞いても分かり難く迷ったようである。その頃の細浦は県外からの漁船も出入り激しく大いに賑わった港であった。そして一行の統率者冨田先生が7年後の明治40年から4年間、この細浦の「橋本屋」を船宿として「三立丸」で、もうか鱶の操業をするとは予想もしていなかったと思われる。やがて峰岸岩脇鼻から浜沿いに浜茄子が咲き乱れる船河原海岸に着き、土埃に塗れた衣類を脱ぎ、競って海に飛び込んだことでしょう。冨田先生は観海流の水泳の名人で、美事に抜き手を切って生徒を驚かしたと思われる。海水浴に満足した8人は「見返り松」後の急坂を登り、村境にある「丸森茶屋」に向かったと考えられる。
 文中(一)(二)(三)が「坂3ツ許リ」に該当する坂と考えられる。
(聖)

「デジタル公民館まっさき」再スタート
  霞が関ナレッジスクエア代表 久保田了司
 平成24年8月15日日文科省く復興庁)に採用された「学びを通じた被災地コミュニティ再生支援事業」「大船渡市“デジタル公民館’’まつさき」は、3月未をもって終了します。パソコンよろず相談、竹とんぼ教室などにご参加いただいた皆様、養殖わかめ事業やまっさきの地域情報の取材に協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。平成25年4月以降の活動につきましては、新たに霞が関ナレッジスクエア自主事業として5月より再スタートとなり、パソコン講習、コミュニティ再生、地域情報発信などに取り組む計画です。スケジュールは改めて「館報まっさき」等でお知らせします。なお、3月までの活動内容について は「デジタル公民錮まっさき」のホームページ( http://www.massaki.jp/ )で公開しております。みなさんアクセスのうえご感想等お寄せいただければ幸いです。また、今後の活動の参考にするため、住民の方のアンケート調査もネット上で実施中ですので、回答協力のほどよろしくお願いします。

お知らせ
☆スポーツ大会結果
◇第2回シャッフルボード大会
敬称略
1位 佐々木 スイミ
2位 岩脇 晶
3位 小松 三男
(2月22日開催)

◇ラージボール卓球大会
敬称略
1位 平野 忠
   村上 カヨ子
2位 近藤 均
   宮澤 善一
3位 澤下 日出子
   宮澤 孝一
(2月22日開催)
※ラージボール卓球は毎週火曜日10時から12時までふるさとセンターで活動しています。お気軽に参加してください。

☆霞が関ナレッジスクエアからのライブ映像
◇霞が関寄席
 =立川談慶霞が関独演会=

日 時 3月27日(水) 午後7時〜8時30分
場 所 ふるセン会議室

◇霞が関ミュージックサロン
 =三味線・首・尺八の世界= 〜古典から現代まで〜

日 時 4月12日(金) 午後7時〜8時10分
場 所 ふるセン会議室
 三味線・笛・尺八に長唄。和楽器を分かりやすくお楽しいただけます。

☆ふるさとセンターから
・今月中に体育館入り口付近に水飲み場が完成します。
・施設利用の申込は月曜日を除く午後1時から5時にお願いします。月曜日は休館日となっています。
29−2955


2013年3月21日 館報まっさき” への1件のコメント

  1. 啄木のとおった末崎道、はとても面白く読みました。
    今度、バスが通ったので、小友停留所から公民館まで
    歩いても見ようと思います。

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