2013年1月21日 館報まっさき

館報まっさき 第218号住んで楽しいまちづくりへ
館長 近藤均
 明けましておめでとうございます
 東日本大震災発生から間もなく2年になります。
 被災地住民の課題である防災集団移転促進事業や公営住宅整備事業などについて、大船渡市の主な復興計画事業スケジュールが1月9日発行の広報「大船渡」に掲載されました。
 ようやく動きが見えますが、完成・利用開始が早くて年度末か2~3年ごとなっていますので、その間の生活設計の見直しが必要になる方もおられると思います。
 また、JR東日本では、大船渡線のバス高速輸送システム(BRT)について小 友・盛間を、今月から現鉄路をバス専用道路にするため工事を行うということで、関係周辺の地域公民館長に工事の説明と協力要請が行われました。
▽線路や敷石を撤去し、舗装し安全確保のためガードレールを設置する。
▽駅(停留所)は現在地に建設する。
▽運行は、朝夕は2・30分間隔にし、通学・通勤の利便性を図る。
▽料金は、汽車賃(細浦~盛間200円)を基本として考えている。
▽4月から一部運行開始したい。
などの説明でした。
 今後は、利用者が多く駅に遠い地区に停留所の新設問題、安全確保の問題などについて話し合いを続けなければならないと思います。
 行政関係の復興計画は示されましたが、住民が取り組なければならない大きな課題があります。
 それは、集団住宅整備が進み、道路・港湾の新設や復興後の末崎町の日常生活の課題です。
 基盤産業の振興、日常生活の不便解消、安心・安全のまちづくりなどいろいろな課題があります。
 観光地として観光施設を充実させ、観光客の増加を図り、できれば地場産品に付加価値をつけて販売することも検討したい。
 商店が少ない、交通の便が悪い、憩いの場が少ない、周辺に家屋が少なく、何かあった時に心配だ、働く場所が無いなどいろいろな声が聞かれます。
 住んで楽しい末崎町をつくるために思っていること、希望など復興推進委員会に提言をお願いします。

末崎の風土散策 (7)
~元禄頃の製塩について~
製塩釜場 全ての生物は塩が無ければ生命を保持することが難しく、原始時代から海水を舐めたり、海草や魚貝類から塩分を摂ったりと、種々の歴史を経て現在に至っているが、末崎の製塩についても元禄8年(1695)の垂氷山、飛定地山入合論山事件の古文書に、船河原の石浜に塩釜が設置されていたと記録があり、今から320年以上の昔から末崎には6ケ所に塩煮釜場があったと末崎村誌に記載されている。
♦石浜の釜場(2)、場所は「釜の上」(地主:熊谷昌之進氏)の下と考えられ、古文書には「末崎村石浜と申所に御釜弐句御座候…」とあり、釜主金右衛門(お前)、加茂右衛門(南の大屋)と考えられる。
♦小細浦なぶりや釜場(1)、小細浦造船場の北浜辺りがなぶりやと云われる所で、昭和8年の津波までは4軒住んでいたが、その後移住し今でも2軒はなぶりやの屋号で呼ばれている。
♦門之浜釜の脇釜場(1)、県漁業栽培センターの門を入って右側の辺りを門之浜の釜の脇と称しており、ここが塩煮釜跡と考えられる。
♦門之浜白浜釜場(1)、末崎城跡(西舘)の西浜で約100mの静かな沙浜に設置されていた。
♦泊里釜の脇釜場(1)、泊里湾の西で末崎城跡の東崖下辺り、通称亀の脇といわれている所と考えられ、亀の脇は釜の脇が長い間の馴れか訛りで釜が亀と呼ばれるようになったと考えられる。
 生産された塩は集められて、大船渡村欠の下の上屋敷御塩会所(藩役人)から御塩船に積み込まれ、牡鹿郡鹿股(現在の河南町鹿又石合地)に運送され塩倉に収納されていた。この運送船の船頭は細浦の前田中新沼家の初代新十郎であり、宝暦7年11月には難風に逢い、常州中ノ湊に入津し詮事を受けている。また、昭和5年4月、船河原の金右衛門は追波川口で波に打ち込まれ濡俵となったが船員は無事であった。(聖)

お知らせ
☆第2回シャフルボード大会
日 時 2月22日(金)
    集合 9時45分
    競技 10時~12時
場 所 ふるセン 体育室
競技方法
 予選リーグの上位者による決勝トーナメント戦またはリーグ戦で勝敗を決する
参加料 無料
参加申込み 当日受付

☆なかよし親善ラージボール卓球大会
日 時 2月26日(火) 午前9時45分~12時
開会式 午前9時45分~
場 所 ふるセン 体育室
大会規則
(1) ダブルス戦とする
(2) 3セットマッチで行う
(3) 予選ブロックの勝者による決勝ブロック戦で勝者を決定する
表 彰 3位まで表彰
    全員に参加賞  
参加料 無料
参加資格 末崎町民であれば誰でも参加できます
参加申込み ふるセン(29―2955)
      田畑(29―2323)
      試合当日までに申込み

☆癒やしのつどい
期 日 2月9日(土)
    2月23日(土) 
時 間 13時~16時
場 所 ふるセン 和室
※裁縫道具を持参してください

☆居場所ハウス 子どもワークショップ
日 時 1月26日(土) 午前10時~12時
場 所 ふるセン

町民ひなまつり
ひなまつり日 時 2月24日(日) 午前9時~
場 所 ふるセン 
内 容 おひな様を鑑賞しながら人形劇・お茶を楽しみます。お気軽にご来場ください。

☆霞が関ナレッジスクェアからのライブ映像
霞が関寄席
 =鬼丸・小せん二人会=

日 時 1月25日(金) 午後7時~8時30分
出 演 三遊亭鬼丸、柳家小せん

 =金原亭若手一門会=
日 時 2月22日(金) 午後7時~8時30分
出 演 金原亭馬治、金原亭馬吉

エキスパートスタジオ
 =ヤフー復興デパートメント=

日 時 2月15日(金) 午後18時30分~20時
出 演 角田美紗季
※いずれも場所はふるセン会議室

☆パソコン・ネットよろず相談
パソコンの使い方やイン ターネットを通じた情報発信の相談を承ります
日 時 2月9日(土)
    2月10日(日)
(両日共)午前10時~12時、午後13時~16時
場 所 ふるセン

詳細【PDF】


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